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  1. 議会報告(2006年4月1日)

議会報告(NO.73)
2006年4月1日発行

 3月議会が終わりました。

 3月議会は、2月21日(火)から3月20日(月)まで丁度1ヶ月間開催され、17人の議員が一般質問を行い、40本の議案と4本の発議案とを審議しました。

 私の一般質問(梨ブランデー問題)

 私の一般質問は、もうこれで4度目になる梨ブランデー問題です。
 この問題については、私は市の監査委員として、昨年8月財政援助団体、出資団体の監査を実施し、仕掛品(原酒)の会計上の処理の誤りが指摘されたところです。
 これに対し、本年1月25日、会社及び所管部課から、7,737万(37%)の過大計上が報告され、それらがすべて欠損金に上乗せされることになりました。
 詳しい内容につきましては、又別途報告したいと思いますが、私は梨ブランデー鰍ヘ再建すべきものと考えており、今般の会計上のミスは、経営再建にとって必ずしもマイナスになるべきものとは考えておりません。原酒の原価が37%安くなるということは、販売価格を安くできる可能性があるわけですから、販売拡大にとってはプラスに作用すると考えるからです。

 平成18年度予算案(可決) 

 40本の議案の中で最も重要な議案は、平成18年度一般会計予算(145億5900万)と国民健康保険など5会計予算(合計96億4877万)及び水道企業会計(4億2814万)です。詳細については、既に広報しろい3月1日号において主要事業も併せて説明されていますので省略します。

 白井市基本計画(可決)

 予算案と同じく、あるいはそれ以上に重要な議案は、白井市基本計画です。
 これは、平成18年度から5ヶ年間のわが白井市の基本計画であり、10年間の基本構想に基づいて5年単位で作られるものです。今回始めて議会の議決事件になったもので、議会では12名の特別委員会をつくって調査検討をして来たものです。

 市長など3役の調整手当変更議案(否決)

 市長、助役、教育長の調整手当を地域手当に変更する議案は否決されました。これら特別職には、そもそも調整手当てなるもの(地域によって一定率の給与UPをはかるもの)を支給する理由はないのではないかと言うものです。

 監査委員事務局の独立がやっと実現

 私が議員としても主張していた監査委員事務局の独立が今年度予算においてやっと実現しました。思うに印西市に遅れること10年、あとから市になった富里市にも4年遅れました。今迄は監査委員事務局長を総務課長が兼務していて、監査する者とされる者との矛盾がありましたが、今後は監査制度本来の組織になったと思います。
 又事務局の充実によって、今迄2年に1回しか監査していなかった各課についても、法の趣旨にそって毎会計年度少なくとも1回は実施できることになりました。
(地方自治法第199条4項)

 議員定数はどうなるか

 在来地区議員を中心とするしろい21(7名)と結ゆう白井(3名)の10名の議員で、議員定数を20名とする発議案が提出されました。
 ところがこの議案については、今迄20名を主張していた1名の議員の署名もなく、単に提出するだけで最初から否決されることが分かっているものでした。
 提出者10名の方々がどういうつもりで出したのか理解し兼ねますが、いずれにしても定数の削減は実現しなけれなりません。私は近隣類以の印西市や富里市の議員一人当たりの住民人口(約2500人)から白井市は21人とするのが最も客観的基準に合致すると考えています。しかしながら、議員の大多数が賛成するのであれば、20名でも22名でもかまわないと言って来ました。
 民主主義は話し合いが大切です。「説得と納得」を繰り返しながら、合意形成を図っていくことが大事だと思いますが、残念ながらこの議会は一方的に行動するだけで、合意形成の真摯な努力を欠いている現状です。

 イオンSC オープン時の車輌誘導は(桜台地区)

 いよいよイオンSCが18日からプレオープンします。それに伴って入退店車輌が大量に桜台地区に侵入することが心配されています。
 K.S電気のところの右折矢印信号(鎌ヶ谷方向への退店車輌対応)設置は早くて8月とのことです。平穏かつ安全な生活確保のため、イオンモールさんをはじめとして、わが市の交通防災課、都市機構、千葉ニュータウンセンター、印西警察署、印西市交通防災課など関係機関に再三対策をお願いしています。なかでも絶対実現したいことは、中央広場から南へ陸橋を渡っている道路の中央分離帯の一部を暫定的でも良いから開口していただくことです。約1200台分の鎌ヶ谷方面への退店車輌を南側に誘導することができれば、桜台への侵入はずっと少なくなる筈です。是非とも実現するべく、現在鋭意努力中です。

 6月議会に向けて

 梨ブランデー問題と議員定数削減については、私の政治的課題として取り組んでいきます。市長はプロジェクトチームつくって梨ブランデー問題を検討すると言っていますが、私はもう検討する必要はないと考えています。
 平成10年6月に検討協議会の提言書が出ています。それを直ちに実行すればよいだけで、決断と実行を先送りしていれば、手遅れになると考えます。現在の会社は非常勤、無報酬の役員だけで無責任体制です。結局役所の部課長が責任者としてやっていますが、「武士の商法」ではダメです。従って、私が従来から主張している経営や販売の分かる常勤の役員を公募するしかないと思います。今般、企業誘致室長には大変実績のある立派な方が決まりました。これと同じようにやれば、何の問題もないと思います。
 市長は直ちに決断をすべきであり、実行できなければ、傷口はますます拡がるものと憂慮しています。
 定数削減については、10名の議員の方々は、本当に削減を望むなら何故話し合って合意形成の努力をしないのでしょうか。それでは住民の負託に答えらないと思いますが・・・。
 6月議会に向けて、21名でも22名でも良いと思います。私は一人会派で大変微力ですが、誠意を尽くして合意形成を図りたいと考えています。
 以上、3月議会の議会報告とします。

平成18年4月1日(土)     
多田 育民

多田育民ホームページ